水の色💉(膝に水がたまる③)

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水の色💉(膝に水がたまる③)

2023.6.2(金)水の色💉(膝に水がたまる③)


五感を使って診察するから
香水の匂いぷんぷんで受診すると
診断に不利よ🤔
薬学を学んだときに分析学っていうのがあるんだけど
その授業でバラの香りの主成分の実を取り出して分析にかけると
💩と同じ物質に行きつくって学んだのよ😱
だからさ、ちょうどいいのがちょうどいいんだと思うのよ。
副院長の藤原明子です🐼










何事にも理由ってあるでしょ
慣れてくるとさ何も考えずにできることってない?!
でもさ、そもそもそれをなんれやるのかって考えることが大前提必要。
何のために?って、常に自分で考えるって大事だと思うの。



だから膝にたまった水を抜くのって
たまにさ、「皮膚科の先生だって抜けるでしょ?」って言われるんだけど
きっと抜けるとおもうよ、靱帯や神経や血管の構造を熟知してないからやっちゃいけないことまでやっちゃう危険性あると思うけどね。
ここは近くにその道のプロがいる、だから断るけどね。
だって本人のためにならないでしょ。




それに、抜くことだけが大事ではないの。通常だってこの膝の水って1~3㎖あるのよ。
だからそもそもどんだけ腫れたら異常かっていうのって普段から診てるひとじゃないとわからないよね
しかもさ、だけじゃなくっても大事なの!!!!!




例えばさ
キレイな黄色だったら出血を伴ってないような靱帯損傷や変形性膝関節症とかだし、
濁った白色だと感染症や化膿性関節炎、
赤色だったらフレッシュな靱帯損傷や半月板損傷
油滴が混じった赤色だったら骨折
なんていうのを考えて診断につなげるの



靱帯損傷や半月板損傷なんかも考えるようであれば
軟部組織がばっちり映るMRI検査なども行うよ



ね、奥が深いのよ。
因みにこれらは保険診療だよ。
たまってしまった水を気長に引いてくのをまつ方法もあるけど
痛いのが呼び水になってほかのところまで痛くなる可能性あるからまずは整形外科を受診しましょう🤩


文責:院長の藤原一吉(整形外科専門医)
絵と文:副院長の明子(皮膚科専門医)