副院長の藤原明子です。春と秋の風物詩、茶毒蛾皮膚炎。
今年も始まってます！
ものすごいかゆい湿疹が一か所にブツブツブツブツっと現れます。
湿疹だけ見ると帯状疱疹にも見えます。ツァンクテスト【https://shirahama-clinic.jp/2021/09/08/】で陰性であれば茶毒蛾の被害に遭われたかも。
ツバキやお茶の葉の裏などに毛虫が並んでいたら、要注意。
㈠吹き矢の術
茶毒蛾（イラガ）の体毛が透明な針のようになっていて、まるで吹き矢のように飛んできて刺さるのです。刺さったのを払おうとすると、折れた針がまた刺さる。だから一か所もしくは線状に湿疹ができるのです。
㈡茶毒蛾（イラガ）は変態しても
・毛虫🐛のときも
・さなぎのときも
・さなぎの抜け殻も
・蛾の時も吹き矢に使う毒針が付いてます。
㈢春と秋に増える！まさに今です！
もしもチクチクとしたときに茶毒蛾を見つけたら
✅ガムテープなどでちくちく部分を押さえて毒針を除去
✅皮膚科にかかりましょう（普通の虫刺されよりしぶといです）
茶毒蛾被害に遭われないために
✅風の強い日は毛虫がいそうな場所には近寄らない
✅夜に洗濯物を干さない
✅庭にツバキなどがあるお宅では部屋干しする
私はゴキブリよりも茶毒蛾が苦手です。
皆さん気を付けましょう！