骨粗しょう症

骨粗しょう症 OSTEOPOROSIS

骨粗しょう症について

骨粗しょう症は、
誰もがなりうる“骨の病気”です

骨粗しょう症は、骨の密度が低下して骨折しやすくなる骨の病気です。
加齢やホルモンバランスの変化、生活習慣などが原因とされており、60歳以上の3割を超える方が骨粗しょう症だといわれています。骨の強度には「骨密度」と「骨質」の2つの因子が関与しており、それぞれを改善していくことが骨粗しょう症の治療目的となります。

CONSULTATION

このような場合はご相談ください

  • 背中や腰に痛みを感じる
  • 背中や腰が曲がってきた
  • 身長が縮んだ気がする
  • 手足の関節が痛い
  • 歩きにくくなった

など

検査方法

骨粗しょう症ガイドライン推奨の
DEXA法による骨密度測定

「骨密度」は骨の強度を判定するための代表的な指標です。
骨密度を測定し、骨の状態をチェックします。
当院では、骨粗しょう症ガイドラインでも推奨されているDEXA法による骨密度測定を行っています。
大腿骨頸部、腰椎を直接測定することができますので、より正確な骨密度の測定結果を得ることができます。

治療方法

食事療法 運動療法 薬物療法

当院では、患者さんの症状に合わせて、
食事療法、運動療法、薬物療法の
3つを組み合わせた治療を行っています。
お気軽にご相談ください。

食事療法

丈夫な骨を作るための代表的な栄養素であるカルシウムやその吸収を促進するビタミンDなど栄養バランスのとれた食事を摂取していきます。(1日当たり700~800mgのカルシウム摂取を推奨)

運動療法

骨は適度な負荷がかからない状態が続くと次第に脆弱化していきます。そのため、散歩やジョギングなど無理のない範囲で、適度な運動を取り入れていきます。

薬物療法

薬の服用は骨粗しょう症の基本的な治療法です。カルシウム、ビタミンなどの骨の栄養素や、骨が壊されることを抑制する薬など、患者さんの骨の状態に合わせた適切な薬を選んでいきます。

ロコモティブシンドローム

ロコモを予防して
健康寿命を延ばそう

運動器の障害により、「立つ」「歩く」といった移動機能が低下している状態のことをロコモティブシンドローム(略称ロコモ)といいます。
運動器は骨、関節、筋肉、神経などで成り立っており、それらの組織に障害が起こることで、「歩行が困難」「転倒しやすい」などの症状が表れます。ロコモは進行すると、将来介護が必要になるリスクが高まると言われています。いつまでも健康でいきいきとした生活を送るためにも、早めの予防を心掛けましょう。