代表的な疾患

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代表的な疾患

関節リウマチ

手足を始めとする全身の関節に生じる慢性的な炎症で、進行するとさまざまな機能障害が起こります。
初期の段階で、朝目覚めたときに手の指がこわばる、色々な関節が腫れて痛むなどの症状が現れ、炎症が進行していくと軟骨や骨が破壊され、関節の変形などが起こることがあります。
免疫系の異常により発症すると考えられていますが、原因は明確にはなっておらず、一度破壊された関節をもとの状態に戻すことは難しいといわれているため、早期から治療を行っていくことが大切になります。

痛風

痛風は体の中にたまった尿酸が結晶化し、関節に激しい痛みが生じる病気です。
足の親指の付け根に耐え難い痛みが生じるのが特徴ですが、アキレス腱の付け根や膝関節、手関節などにも発症する場合があります。
血液中の尿酸の濃度が高い状態(高尿酸血症)が続くと、関節炎以外に腎臓疾患につながる恐れもあります。
肥満や暴飲暴食など生活習慣を見直すことが尿酸値の上昇を防ぎ、痛風の予防にもつながっていきます。

偽痛風

尿酸以外の結晶による関節炎を総称して偽痛風といいます。
偽痛風はなんの前兆もなく、関節やその周辺が赤く腫れ、激しい痛みが生じます。関節炎のみならず、全身の倦怠感や発熱などの症状が現れる場合もあります。
数日から1週間程度で症状が落ち着く場合が多く、痛風と比べて痛みは軽度ですが、それぞれの関節に慢性の痛みやこわばりが長く残ることもあるため、早めの治療が重要になります。